旧里

敗血症と腎盂炎で入院されていた方が退院可能となり、また在宅に戻るため、

病院で引継ぎの担当者会議をすることになった。

もともと鼻管栄養で膀胱ろう(膀胱から直接排尿)だったが、鼻管栄養も

無理になり、鼠径部からの静脈点滴での在宅復帰と決まった。

以前も、点滴のみで生きる人を担当したことがあるが、その方は、点滴だけで

1年生きられた。発熱を繰り返し、往診と、訪問看護の緊急訪問も多かった。

満身創痍・・病気のオンパレードで、病名は本当にたくさんある。

主治医が今退院を決めたのは、多分 今を逃すと退院できるチャンスはない

との判断もあるのだろう。自宅へ帰してあげたい・・と。

自分が往診して最後まで看とろう、との思いもあるのだろうと思った。

先のことはわからない。今を生きる。今は生きているという事実。

苦しくても、懐かしくいとおしい命、長年過ごしてきた家、懐かしい人達。

正しい選択があるのかさえ、よくわからないけれど、新たな状況に不安げな

奥さんと共に、皆で協力してがんばろう、がんばりたい。

「早く家に帰ってきてね!」と言ったら、にっこり笑っていた。

限りある人生だから、いとおしい。

『久遠劫よりいままで流転せる苦悩の旧里はすてがたく、いまだ生れざる

安養浄土はこひしからず候ふ』(歎異抄)

愚かな私に注がれる慈悲がありがたい。 なむあみだぶつ  (m)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ぶりぱぱ&まま

Author:ぶりぱぱ&まま
平成21年に親鸞会を退会しました。
会員歴は長い方と思います。
連絡先:burimama18(Gメール)

カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
最新記事
FC2カウンター
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR